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ちぃぱぱのまいにち・・・

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本当のゆとり教育とは・・・

<世論調査>ゆとり教育「評価せず」65%

 毎日新聞は26、27両日、全国世論調査(電話)を実施した。子どもたちが自ら考え、解決する力を重視してきたこれまでの文部科学省の路線(「ゆとり」教育)について「評価しない」との回答が65%と、「評価する」の24%を大きく上回った。評価しない理由では「学力低下を招いているから」が最も多かった。その一方で、文科省が検討を始めたゆとり教育見直しに対しては、反対や慎重な回答が計56%と、賛成の32%を上回り、性急な路線変更には否定的な声が強かった。
 ゆとり教育を評価しない人に理由を尋ねると、「学力低下を招いているから」29%、「学ぶ意欲の向上に役立っていないから」27%で、二つで過半数を占めた。「自ら考える力よりも、基礎的な学力を育てるべきだから」は18%にとどまり、ゆとり教育の理念より成果への不満が強いことをうかがわせた。「評価する」理由は「単なる知識よりも、自ら考える力を育てるべきだから」が70%と、圧倒的に多かった。
 文科省は「学力向上」のため、学習指導要領(小中学校は02年度から実施)の「全体」を見直す検討を始めている。国語や理数系の授業時間を増やしたり、総合学習の時間を減らす方向となりそうだ。こうしたゆとり教育見直しについては「もう少し成果を見極めるべきだ」が36%と最多で、「反対」20%と合わせると、「賛成」の32%を大幅に上回った


本当のゆとり教育とは、子供たちに「自ら考えて、行動・勉強することの楽しさを自覚してもらう」。そのための「きっかけ作り」をすることだと思う。

今の教科書などを見ると、ただ単に学習内容を削っているだけ。それだけである。
それでは、ゆとりなど生まれる筈もないだろう。

詰め込みと言われる中でも、この「ゆとり教育」はできるはずだから。
その「考える事の面白さ、探究することへの面白さ」を感じさせる授業をすれば、いいだけの話なのだ。

つまり、ゆとり教育を潰した一番の原因は「教員の質」にあるのではないだろうか?
教員は子供の頃「考える楽しさ・探究する楽しさ」を感じて育ってきたのか?
そして、それらを子供たちに伝えようとしているのか?
そこを疑問に感じてしまう。

きっかけはなんだっていいのだ。
本でも、教科書でも、ネットでも、野外での遊びの中でも・・・
受身になるのではなく、こっちから向かっていく。
そういう姿勢を褒めて、伸ばせばいいのだ。
探究心はどこに向いてもいい。
文学でも社会学でも、数学でも物理でも、天文、考古学でも・・・。
スポーツでもなんでもいいのだ。

反社会的でなければ、それを否定することは出来ないのだから。大人は、子供たちが健全に育っていく環境を整備すればいい。その前に大人が健全にならなければならないが・・・

自分の子供にはいっぱいそういうきっかけを作ってあげたい。
子供は無限の可能性を秘めている。
自分だって無限の可能性を秘めているだろう・・・
ただ、その引き出しに失敗しているのだが・・・。

自分は子供の頃いろんなものに興味がありすぎるくらいで、
学校の試験に役に立たないことばかりやっていたような・・・
そのおかげ?で、とりあえず社会科、理科、算数・数学は
そこそこの成績が残せたのであるけれども、
それはいろいろなきっかけとの出会いが、あったからこそだと思っている。
そういう点では、自分の両親には感謝している。

 考えることの楽しさへのきっかけ作り 
自分の子供にはその努力は惜しまないつもりである。
by tilipapa | 2005-03-28 22:55 | Trackback