カメラ事業から撤退 コニカミノルタ
初めて憧れたカメラ。それがミノルタX-7.
宮崎良子のCMでおなじみのアレ。
それから、αの衝撃α-7000。
世界初、本格的AF一眼レフ。
ここから、今のカメラの歴史が始まったといっても過言じゃないだろう。
今、私はα-507si、α-807si、X-500、SR-7の四台のミノルタの一眼レフを
所有しています。
カメラへの憧れをくれたのも、
また写真の楽しさを教えてくれたのもミノルタでした。
そして、コニカ。
ヘキサーは近頃ではもっとも欲しいと思わせるコンパクトでした。
ビックミニFも。
デジタルになってから、ミノルタの凋落は加速度を増しました。
ディマージュXはそこそこヒットしたものの、後が続きません。
コニカのKDシリーズはその発色とか、凄くいい感じだったのですが
如何せん広告の量の少なさ、営業の弱さで地味な印象。
売る為には・・・・特価商材になってしまいました。
コニカミノルタになってから、ますます悪くなりました。
特にコンパクトカメラ。コストダウンはもろに品質を直撃。
デジタルも「????」と思うような製品が多かったのです。
α-7デジタル。α-SWEETデジタルなど、商品力のあるカメラはあります。
しかし、シェアと言う事を考えると・・・・
今後αシリーズはソニーに引き継がれるそうです。
もう、10年以上「ロッコール」のレンズもない状態で、引き継がれます。
コニカミノルタのほかのカメラのメンテナンスもソニーが引き継ぐそうです。
でも、TC-1とかのメンテがソニーに出来るのか?疑問です。
これで、完全に「ライツミノルタCL」「TC-1」の復活もありえないことになりました。
あまりにも寂しい一日でした。
コニカミノルタホールディングスは19日、デジタル、フィルムカメラ事業や印画紙などカメラ関連事業から撤退し、グループ従業員の1割強に当たる3700人を削減する、と発表した。デジタル一眼レフカメラ事業は、協力関係にあるソニーに譲渡する。
写真の世界ではデジタル化が進んでおり、これまで培ってきた光学技術などでは、他社と互角に競争していくことが難しいと判断した。
今後は、多機能複写機や電子材料などに経営資源を集中する。
小西六写真工業、ミノルタカメラを前身とする名門カメラメーカーであるコニカミノルタが、カメラ事業からの撤退に追い込まれたことは、フィルムカメラからデジタルカメラに急速に切り替えが進むカメラ市場を象徴する出来事といえる。
また、コニカミノルタは同日、岩居文雄社長(66)が取締役会議長に就き、太田義勝副社長(64)が社長に昇格する人事を発表した。4月1日付。