1995年3月5日 日本武道館
夢のタッグマッチ 60分1本勝負
ジャイアント馬場、スタン・ハンセン
対
三沢光晴、小橋健太
○三沢(コーナーポストからのネックブリーカードロップ→体固め)馬場●
久しぶりにこの試合の模様を見る事が出来ました
馬場さん曰く「全日本での自分のベストバウト」という試合です
4人とも自分のできること全てを出し尽くしての35分11秒でした
若い世界タッグ王者チームに、超ベテランのコンビ。
これぞ全日本という明るく楽しくそして激しいプロレスなのです
小橋選手も思いっきり馬場さんに水平打ち、馬場さんも脳天唐竹割で応戦
三沢選手のエルボーには執拗なまでの右腕攻め
そして、河津落とし、16文キック、スイング式ネックブリーカードロップ、
椰子の実割り、珍しいDDT、ランニングネックブリーカードロップ・・・
もう馬場さんの集大成とも言うべき好勝負
若い王者チームも小橋がショルダータックル、チョップの連打、そして馬場さんに
ローリングクレードル・・・彼も全てをぶつけていきます
もちろんハンセンもスタミナに難はあるもののあの「壊れたダンプカー」の馬力を見せつけ
三沢選手もエルボーにキック、さすがにタイガードライバーは無理だったようですが
最後は馬場さんに小橋のムーンサルトプレス、そして三沢のコーナートップからの
ダイビングネックブリーカードロップで、日本人二人目の「馬場越え」を達成します
試合後は、4人がリングで握手
馬場さんの満足そうな試合後の表情が印象的でした
これぞ全日本のプロレス
師匠と弟子がお互いに全部ぶつけて大きく育てていく
全日本プロレスの真髄を見せ付ける
素晴らしい試合でした
こういう試合は30年間リングでメインを張った馬場さんでなければ
作れないプロレスなのでしょう
まさしく明るく、楽しく、そして激しいプロレスでした