人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ちぃぱぱのまいにち・・・

tilipapa.exblog.jp
ブログトップ

ナイスゲームでした

<高校野球>鹿児島工、福知山成美降し4強進出 

リアルタイムでは見られませんでしたが、お互いに持ち味を出したナイスゲーム。
高校野球らしい高校野球だったようです。

県立高校で、強豪を倒して甲子園に来た鹿児島工業。もちろん初出場。
そして、ノーシードから古豪・平安、昨年の全国大会準優勝の京都外大西を破り
久しぶりの甲子園、福知山成美。

ダイジェストで見ても、その良い締まった試合が感じられました。

福知山成美の選手は残念だったけれども、丹波の山中の小さい町にはおそらく、
物凄い感動と、何かやる気のようなもの、
そして清清しさが充満してるのではないでしょうか?

さて、鹿児島工業も、後残る相手は有力校、強豪しか残ってないわけですから
全力で伸び伸びとした田舎モンの力を見せ付けて欲しいと思います。

福知山じゃあ、今頃、公園で野球やってる少年・・・
サイドスローになってるのが多いんじゃないでしょうか(笑)

第88回全国高校野球選手権大会は第13日の18日、準々決勝第2試合は鹿児島工(鹿児島)が3―2で福知山成美(京都)を延長で降し、ベスト4進出を決めた。
 試合は、両チームともに再三にわたって得点圏に走者を進めたが決定打を欠き、同点のまま延長戦に突入した。
 鹿児島工は、延長十回2死から4番の鮫島が中越えソロを放ち、貴重な勝ち点を挙げた。
 ○鹿児島工(鹿児島)3―2福知山成美(京都)●(延長十回)
 見ごたえある投手戦を鹿児島工が一発で制した。延長十回2死、4番の鮫島が福知山成美・駒谷の甘い球をとらえ、バックスクリーンに飛び込む決勝のソロ本塁打を放った。序盤はリードを奪われたが、七回には代打の切り札、今吉晃が遊撃内野安打で出て、送りバントの後に和田の右前打で1死一、三塁。続く宿利原が左前に同点打を放って流れを引き寄せた。
 福知山成美は鹿児島工・榎下の立ち上がりを攻め、一回2死二塁から塚下の遊撃内野安打で1点。三回にも2安打と2四死球で追加点を挙げたが、中盤からはコーナーを巧みに投げ分ける榎下の術中にはまり、打線がつながらなかった。
 ▽鹿児島工・中迫俊明監督 要所でしっかり守り、いいリズムだった。こういう試合はたぶん勝つ、と思っていた。出られるだけで大満足なのに、ここまでやるとは。
 ▽福知山成美・田所孝二監督 勝敗は残念だが、ナイスゲームだった。あと1本出ていれば良かった。準々決勝までここにいさせてもらったというのが実感です。
 ◇主将で4番、エース救う値千金の一発
 「主将で4番」が意地を見せた。延長十回2死。鹿児島工・鮫島。福知山成美・駒谷の4球目を振り抜いた。打球がバックスクリーンに突き刺さる。決勝本塁打。「榎下がしっかり抑えてくれていた。長打を狙っていた。自分で決めようと強い気持ちで打席に立った」。捕手として好投のエースを救う値千金の一発となった。
 「背中からボールが出てくる感じ」(中迫監督)。鹿児島工の駒谷評だ。184センチの右サイドスローを打ちあぐねた。鹿児島工打線は9人中8人が右打ち。外角に逃げるスライダーに翻ろうされ、凡打の山を築いた。投球数は榎下の175球に対して駒谷は117球。いかに駒谷がテンポ良く投げていたかが分かる。
 しかし、鹿児島工の打者は少しずつ、駒谷にプレッシャーをかけた。一回、鮫島の安打などで2死一、三塁から先制の左前打を放った今吉健は、「バッターボックスでは投手側に寄り、ベースにぴったりくっついて立った」。変化球の曲がりはなを狙い、かつ死球覚悟で内角を攻めにくくする策。今吉健は六、八回にも中前打を放った。
 毎回毎回、打席の隅っこに立ち続ける鹿児島工の打者たち。この地道な策が終盤の決勝打につながった。鮫島が十回に立ったのはもちろん最も投手寄りで、最もベース寄り。外角を狙った球が甘く入ってきたのを、4番のバットは見逃さなかった。
 春夏初出場で4強。「あの子たちがこんなにやってくれるとは」。涙で言葉が続かない中迫監督。「なんつあならん(何とも言いようがない)」とお国言葉でうれしさを表現した鮫島。快進撃は止まりそうにない。

by tilipapa | 2006-08-18 23:51 | スポーツ