1983年11月3日
スペシャルマッチ 60分1本勝負
前田 明 vs 長州 力
全日本プロレスでは、鶴田のインター、そしてAWA奪取の年です。
新日本プロレスでは日本人同士の抗争が盛り上がっていました。
革命戦士 長州力です。
その抗争の対抗戦、綱引きマッチです。
はじまり早々前田明がラッシュです
いわゆる新日本のハイスパートレスリングです。
前半攻める前田。まだ詰めが甘いです。
一息ついたところで攻守交替です。腕がらみでギブアップを狙うような野暮なことはしません。
珍しいフライングネックブリーカードロップまで出しますが・・・
最後はさそり固め。ギプアップしない前田に、レフリーストップが告げられます。
当時の新日本は、重量級の日米対決中心の全日本に対して、
スピード感あふれる、いきなり大技のプロレスをしていました。
この二人の対決は新鮮で、そのハイスパートレスリングをうまく見せてくれた好勝負でした。
当時の若い前田明のフレッシュさがこの勝負を清々しいものにしてくれましたね。
この時の新日本プロレスを象徴するような一戦でした。